広告するのが難しいもの。
本日は、立ち寄りがあったためお弁当がありません。
さて。
昨日、指輪を見に行ったんですよ。結婚指輪。
で、こういうこというと怒られちゃうのかもしれないんですけど、特異なやつを除いては、ほとんどデザインも大して変わらないわけですよ。また、デザインで差別化できないということは、装着しているのを見て「あ、あれはどこそこのブランドの指輪だ」みたいなことがわからないので、付ける人の虚栄心のようなものも満たしづらいと思うのですよ。
しかし。しかしですよ。
見た目同じような指輪なのに、ブランドによって全然値段が違うわけです。
これは、価格の差はほとんどブランドの差といっていいような気がしたんですよね。
そう考えると、結婚指輪を広告しようとしたときに、機能的な話っていうのはほとんど訴求できなくて(プラチナが99.7%だよとか、ダイヤがついてるよとかはあるのかもしれませんが。また、もしかしたら、見た目がほとんど同じということを利用して、値段を訴求するというのはあるのかもしれません)、もうこれは、ほとんど、どのブランドのものを身に付けることが、「私」という存在を満たしてくれるのか、私を満足させてくれるのか、というような話になると思います。
つまり、結婚指輪を売っている会社は、雑誌広告やセレブリティを利用したパブリシティ(セレブリティパブリシティ! 口に出したい言葉ですね)などで、普段からブランドイメージの醸成をしておいて、ブランドに対する共感を高めておかないといけないわけですね。ブランドは一日にしてならずですね。難しいですね。
ミキモトさんの販売員の方に、帰りがけ「幸吉さんによろしくお伝えください」といったら笑ってくれたので、よしとします(※「御木本幸吉」さんは、真珠の養殖に成功した御木本真珠=現ミキモトの創業者)。