じゅんやあくのブログ

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ドライバーがイケメン過ぎる弊害について

今日はゴルフの話です。

 

よく「このクラブは顔がいい」なんて言い方をしたりします。

ドライバーの場合、丸型や洋ナシ型などといったもので、個人の好き嫌いはありますが、形のバランスが良くて、まっすぐ目標方向にフェースが向いて見えるもの(一説には2度~3度オープン=右を向いているくらいが、まっすぐに見えるらしい)を「顔がいい」とか「イケメン」と評するようです。

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イケメンの例です。

 

一方、フェースが左を向いているものなどを「顔が悪い」とか「イマイチ」とか言ったりします。

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こういうやつです。

 

さて、私はナイキという会社が好きで、ナイキ社製の最新ドライバー「ヴェイパーフライ」というモデルを使用しています。

……といっても、ゴルフに詳しい方はご存知かと思いますが、ナイキ社は昨年8月に、ゴルフクラブ・ボール事業からの撤退を発表しています。

つまり、最後のモデルである「ヴェイパーフライ」は、永久に「ナイキの最新モデル」なわけです。

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こいつです。

 

ところで、このモデルには限定モデルでブラックバージョンというものがありまして、形は同じながら色が黒になっているというものです。

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こいつです。

お気づきかと思いますが、冒頭のイケメン例とイマイチ例で使用した物です。

この「黒」、販売終了モデルであり、なおかつ限定でもあるということで、現在入手は困難で、大手中古クラブ屋さんの在庫を数社チェックしてみたのですが、当然1本もありませんでした。

私は「青」を現在絶賛使用中だったのですが、この黒バージョンがかっこいいと思い、「欲しいなぁ」とフェイスブックで書いていたのです。

すると、なんと、先日お会いした心の優しいお方が、「私の黒とあなたの青を交換しませんか? 取り急ぎ私の黒をお渡ししますので、青は今度会ったときにでも」と、「黒」を私に渡してくれたのです!!!!!!!!!!

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並べてみました。

 

ところで、最近ドライバーの方向性に悩んでいた私は、シャフトを短くしたらどうだろうと思い、45.25インチから0.25インチカットして、45インチ仕様にしました。

その仕様での初ラウンドの結果がこちら。

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この日のラウンドは「でかカップ」と呼ばれる、通常より約4倍も大きいカップの状態でプレーしたものなので、スコアはあまり参考にならないのですが、注目は「フェアウェイキープ」という数字。

特に、ドライバー(1W)でティーショットをしたホールに関しては、9/11(81%)という高確率でフェアウェイをキープしています。

「自分史上最高に飛んで曲がらないドライバーができた!」と欣喜雀躍、小躍りして喜んでいたのです。

 

……と、そんな状態の時、心優しい方が「黒」を譲って(交換ですが)くれたのです!!!!!

で、今日はラウンドだったのですが、色が違うだけでカタチの同じドライバー、これは当然すぐ使ってみたいですよね。

幸いナイキ社製のドライバーは、レンチ一本でヘッドを交換できる仕様になっていますので、ものの30秒もあれば交換できます。

すると、どうでしょう!!!!!

これがメチャクチャカッコいい!!!!!

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よーく見てください。

私のドライバーのシャフトは、カーボンの網目模様が見えるものを使っているのですが、ドライバーのクラウン(表面上部)にもカーボンの網目模様が見えますよね。

何このマッチング! 何このコーディネート! 奇跡!

というわけで、今日はもう、朝からメロメロだったわけですよ、奥さん。

 

しかし、ここで困ったことが起きました。

ドライバーを打つ時に構えます(アドレスと言います)。

「うわ、これかっこいいわー」と、膝から崩れ落ちそうになるのです(実際にはもちろんならないのですが)。

たとえて言うなら、とても大好きな人が、ちょっと何か失敗して、甘えたように「てへぺろ」してきた時の、もんのすごいかわいい顔。

「あーもう全然いいよ! いいよ!」ってなるじゃないですか! なるじゃないですか!

「んもう、かわいいなぁお前は!」みたいな感じになるじゃないですか!

デレデレになるじゃないですか。骨抜きになるじゃないですか。

あんな感じなんですよ。

えっ? 何言ってるかわかりませんか?

じゃあ、刀剣でも壺でも盆栽でも何でもいいです。

すんごいお気に入りのそれらを眺めている時の恍惚感というか多幸感というか(刀剣も壺も盆栽も持っていませんが)、とにかく、自分が大好きなものを見てヘラヘラニヤニヤしたり、全身から脱力したりするような、あーいう感覚です。

 

んで、何が言いたいかというと、これが、ドライバーをティーショットで持つホールが来るたび起こるのです!

よし、おれの番だ!

アドレスするぞ!

スチャ! ピシッ!

ドライバーをじっと見る。

(うわー、なんてかっこいいドライバーなんだ、これは……)

フニャフニャフニャフニャー……。

 

これが一日中続きました。

その結果、

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フェアウェイキープ率81%→23%(3/13)!!! 
※ドライバーでティーショットを打ったホールのみ

 

もちろん、コースの難易度などほかの要因もあるので一概には言えないのですが、2週間前にはまったく曲がらなかったドライバーが、全然まっすぐ飛ばなくなってしまったのです!

これが、「ドライバーがイケメン過ぎる弊害」です!!!

 

……というわけで、惚れ惚れするほどかっこいいドライバーに出会ってしまった私は、今後どうしたらいいのでしょうか?

「青」に戻して平常心でドライバーを打てるようにするのか?

 

いやいやいやいや、こんなかっこいいドライバーもう手放せませんよ! 離れないよ!

なんとか、アドレスしてもドキドキせずに、まっすぐ打てるように慣れていきたいと思います。

だって、最高にかっこいいドライバーでまっすぐ遠くに打てたら、最高にかっこいいじゃないですか!

どうせアマチュアなんだし、スコアにこだわるのも大事ですけど、やっぱり自分がかっこいいと思う道具たちでプレーしたほうが、楽しいし、気持ちがいいと思うんですよね。

 

そうそう、全然話は変わるんですけど、以前アメリカでいただいたパターがものすごくかっこよくて、それまでは使わずに大事に飾っていたのですが、せっかくだから使おうと思って先日自分がいつも使っているグリップに交換して使うようになったんですけど、これがパッティングの時に構えてみるとすんごいかっこよくて……(以下繰り返し)。