「バクマン。」映画館じゃなくて部屋で観ててよかった!
ご無沙汰してます。
お弁当を作らなくなったこともありますが、ずいぶんとこちらを放置してしまいました。なかなか筆不精で困ります。
で、「バクマン。」です。
8月くらいにWOWOWで放送されたときに、ちょっと気になっていたので録画しておいたのですね(ちなみに、気になって録画しておいたもののまだ観ていない映画が100本くらい溜まっているんですけど……)。
というわけで、ようやく観ました。
いやー、すっきりしたー!
あらすじは、高校生の男の子二人がマンガ家を目指すっていう話なんですけど、ド直球の青春映画でした。詳しい映画の紹介とかは勝手にググって見てください。
何がよかったかっていうと、小さい挫折と克服、そこから得られるカタルシスっていうシークエンスで構成されているんですけど、最初は挫折もその克服もほんと些細な小さいものなのが、話が進むうちに、徐々に挫折とか克服の度合いが大きくなっていくんですね、彼らの目標が大きくなっていくのに伴って。そのカタルシスがあるときには、主人公の二人が向かい合って「おーーーーーーーーーーっ!!!!!」って叫びあって喜び合うんですけど、テレビ画面のこちら側でもいっしょに拳握りしめて「おーーーーーーーっ!」って叫んじゃうんですよね。なんて言うのかな、サッカー日本代表の試合を見ていて、ゴールが決まった時に叫ぶような感覚。でもまあよく考えると、「少林サッカー」でも「ベイビーステップ」でも「ドラゴンボール」でもそうですけど、スポーツとかバトル系のお話では王道中の王道フォーマットですよね。練習する→強くなる→敵が出てくる→最初は負ける→努力する→勝つ→うぉーーーーー、みたいな。
そのカタルシスがどんどん大きくなっていくんだから、気持ちいいに決まっています。
全然予備知識なしで見始めたんですけど、監督は「モテキ」の大根仁。そういえば僕は「モテキ」にもハマりました。なんだろう、人間のシンプルな欲求や、欲求というほどでもないちょっとした「気持ち」みたいなものをストレートにかつユーモラスにエンターテイメントとして表現して共感を得るのが上手な監督さんだと思いました。
とまあ、いろいろ書いてますが、僕がいま一番信頼している映画評を鑑賞後に見ましたら、だいたい僕のイイタイコトを書いてくれてました。
女の子(小松菜奈)がすげーかわいい、とか、冒頭のジャンプの紹介がいいとか、マンガ界に対するリスペクトにあふれているとか、禿げあがるくらいに同感です。
なので、映画を見てから、田中さんの映画評を合わせてみてください。
見ていて気持ちのいい、叫んで気持ちのいい映画でした。
……主人公の一人を演じた神木隆之介(というか神木隆之介が演じた「シュージン」)が、僕のとある知人にすげー似てるような気がしたのは秘密。