簡単で適当な男の日記 ~bento-danshi's diary~

お金を節約するためにお弁当を作って会社に持っていっている簡単で適当な男(40代・新婚)のお弁当アーカイブです。クックパッド→http://cookpad.com/kitchen/12031058

恋愛至上主義時代の終わり。

こんにちは。

毎週火曜夜10時のTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」がおもしろいです。毎週観ています。視聴率も好調のようです。

そこで、なぜこのドラマが受けているのかを考えていたのですが、これは、ここ数十年の恋愛結婚事情と、バブル崩壊以降の約20年くらいの社会事情が重なった結果、社会的な要請によって必然的に生まれた物語のような気がしてきました。

 

現在、少子化が叫ばれて久しいですが、その一番の理由は何と言っても婚姻率の低下でしょう。

3 婚姻・出産等の状況|平成27年版 少子化社会対策白書(全体版<HTML形式>) - 内閣府

日本は、欧米などに比べて婚外子や非嫡出子に対する理解や制度が進んでいないせいか、婚姻率と出生率がほぼリンクしています。日本人は、結婚しないと子供を産まないのです。なので、日本で出生率を上げるには、婚姻率を上げなければいけません。そのための施策(結婚・出産に対する税制優遇など)がまず必要で、出生率を上げるためというのであれば、その次に非嫡出子の権利を嫡出子同等にするなどの施策が必要だと思います(政治的には微妙ですが)。もちろん、現在盛んに進められている保育環境の整備や産休・育休を取りやすくするなどの施策も大事だと思います。

ではなぜ婚姻率が低下したのかというと、そこにはいくつかの理由があります。まず、大きいのは、よく言われる「若者がお金を持っていない」ということ。ここ数年は持ち直していますが、20代男性の平均年収は、平成9年に413万円だったものが、平成25年には371万円になっています。また、スマホにかかる通信費などの固定費も増え、“恋愛三種の神器”と言われたクルマを買うことができなくなっている若者がとても増えています。

nensyu-labo.com

一方で、50年前まではお見合いで結婚することが当たり前だったのが、恋愛をモチーフとする小説や映画、ドラマなどが量産され、国民が“洗脳”された結果、恋愛結婚とお見合い結婚の構成比が80年前とは真逆になってしまいました(1930~35年は、お見合い:69.0%、恋愛:13.4%、2010~14年は、お見合い:5.5%、恋愛:87.7%)。

つまり、「恋愛で結婚しなければならない」と思い込んでいるのに「恋愛・結婚するお金がない」という状況が、2016年の現在なのです。

 

 以下、blogosさんの記事。

blogos.com

時間やお金を浪費し、恋愛自体もそれほど楽しめないのならば、結婚したいからって恋愛にこだわるのはナンセンスですよね。昔ならば出会いが少ないといえましたが、ネットが普及して、出会いのチャンネルが増えたにも拘わず、結婚するには恋愛するしかないと考えるのはもはや視野狭窄です。だって考えてみてください。かつては当日まで顔も知らないような相手と結婚し、添い遂げた人だっていたのです。恋愛結婚がお見合い結婚に数で逆転したのは60年代、わずか50年あまり前です。番組のサブタイトルは「恋人いらないってホント?」と問いかけていますが、「恋人はいないけど結婚する」なんて実はそんな驚くことでもないんですよ。  

つまり、ここにパラダイム・シフトが起こってきているというか、「恋愛にかけるお金がなければ、恋愛しないで結婚しちゃえばいいじゃん」という考え方が、時代の要請にかなっていたと考えられると思います。

もちろん、「恋愛しないで結婚」だけでは「恋愛至上主義」に洗脳された人たちにとっておもしろいドラマにはならないので、入り口となる出会いは「非恋愛」にすることでハードルを下げつつ、徐々に恋愛的要素を高めていく手法で「ドキドキ」も担保していくという構成が、偶然なのか計算なのかわかりませんが、いまの日本の人たちに受けているのではないかと思います。

 

 

つい最近恋愛結婚した私は、出生率の上昇に寄与したいと思います。